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 やがて光は消え、二人の目の前に、真白い建物群が現れました。

橙04.png

「ここはどこだろう」
 燭台切が辺りを見回すと、そこは本丸だらけでした。

 まるでコピーしたように、黒い瓦屋根に白い壁の本丸が同じように一列に並んでいます。


「この町、ずっと遠くまで続いているぞ」
 長谷部が指さした方には、本丸がずらりと並んでおり、
その列は地平線まで続いているのが見えます。
 

「ずいぶん広い町だね」
「しかし、これだけ本丸が並ぶと、
俺たちの本丸を探すのも一苦労だ」
 

4.

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