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やがて光は消え、二人の目の前に、真白い建物群が現れました。
「ここはどこだろう」 燭台切が辺りを見回すと、そこは本丸だらけでした。
まるでコピーしたように、黒い瓦屋根に白い壁の本丸が同じように一列に並んでいます。
「この町、ずっと遠くまで続いているぞ」 長谷部が指さした方には、本丸がずらりと並んでおり、その列は地平線まで続いているのが見えます。
「ずいぶん広い町だね」 「しかし、これだけ本丸が並ぶと、俺たちの本丸を探すのも一苦労だ」
4.